撮影背景は大切。商品を美人に見せるために。

2020-03-12

アウター 撮影

t f B! P L
近年、制作予算のカットで、撮影予算が削減されている媒体が増えています。1日のモデルカット数が40カットは、当たり前の時代です。早朝、ロケに出発して20カット。戻ってスタジオで20カットなんてことは、昔では考えられなかったことですね。
カット数が増えた分、スタッフのギャラが幾分上がったかと言うと、以前のままですね。特に、カメラマンのギャラは、下がったかもしれません。デジタルカメラがいろいろなところで作用しているのでしょうか?今までが高すぎたのか?
でも、だからといって、撮影の背景は、手を抜いてイイということはありません。


出典元:ラナン2020年春号
撮影背景に気を使っていないせいか、背景が濁ってモデルとの離れが悪い。(ブログでは分かりづらい)
スナップのつもり?カメラマンとしてどうなの?色校段階で、せめて、デザイナーか制作担当が背景の「ニゴリ抑える」指示を出せば、もう少し良くなったのでは。メイン媒体である「ベルーナ」は、きれいな撮影背景になっていて、いつもお洋服が引き立っているのに。









スタジオ撮影の背景色ですが、目立たせたい意識から、強烈な色使いをしています。ですが、落ち着かない色、目がチカチカして見にくい色だと思いませんか?カタログでは、低価格品でも「価格以上に良い商品です」と見て(感じて)いただきたいですね。色使いに失敗すると、価格よりも安っぽく見えてしまいます。注意しましょう。色の持つ意味を勉強してもいいですね。









※商品を生かすも殺すも撮影です。予算が減っても力を抜かないことです。

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