企画者の満足 = 読者(消費者)の満足とは限らない。

2020-03-13

企画 日用雑貨

t f B! P L
出典元:ベルメゾン暮らしの景色2020年春号

「春に大掃除をする理由」というテーマ。見た目は本当によくできているように見える企画です。読み物風に作り込むことって、相当、苦労したと思います。企画者もデザイナーも本当に満足しているんでしょうね。雑誌通販なら、これでいいんでしょう。広告料も入るし、本の売上げもあるし。(最近はなかなか本も売れないけれど)
カタログ通販としては、この表現と売り方は、どうなんでしょうね?。何を意図した企画?自己満足の企画?。読者(消費者)は、商品を売っていることに気付いているのかなあ。多分、スペックがあるので理解はしているでしょうけど。でも、読み込まないといけないから、商品を追っかけれないし、商品コピーも探せない。
雑誌企画のイイところを見つけることは良いこと。しかし、カタログ通販は、「小売業」であることが原点。小売業の立場に置き換えて、企画に臨んで欲しい。





制作費はいくら?印刷費はいくら?カタログ送料はいくら?そして粗利はいくら?。さらに物流費、人件費など一般管理費を差っ引いた営業利益は、いくらになりました?
次回、機会があれば、この「暮らしの景色」というカタログについて、お話ししたいと思います。




※アイデアを形にする。更に、買っていただける方法を考える。それが一番大事。

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