ディノス RULE bisってどんなカタログ?

2020-07-03

アウター 企画 構成

t f B! P L
先日So close,について結構きつく書いてしまいましたが、(他にも、千趣会やセシールも)決して悪気がある訳ではありません。カタログ通販ビジネスが再浮上することを願っています。

出典元:RULEbiz2020年夏号

さて、少し時間が空きましたが、今回は、同じディノスのRULEbisを取り上げました。数年前まで、「カーラとルール」がありましたね。色々手を尽くしたようですが、成績が上がらず、廃刊?になったヤツです。その一つ、ルールにビズが付いた、別冊のようなカタログが、今回のテーマです。


簡単なコンテンツからも潔さが見て取れる

潔く作ったカタログだなあ、と思います。「お洋服がチャーミングに見えればOK」みたいな作り方(どこかに見本があるんだろう)。こねくり回した編集モドキより、ずっとマシ。見せたいお洋服が分かりやすい点が◎。イメージは、雑誌のブランド付録みたい。もしかしたら、どこかのメーカーさん?ベンダーさん?なんかから協力金貰って作ったのかもね。











ただし、売る気があるのか?疑問もあります。ダーマを真似て、お洋服の切抜きを各テーマの最後に集めています。が、そこにスペックを置いたら、読者(消費者)は、買えないね。ほんとに単なる付録と思うだろうな。沢山のお金を使って作るのに値するカタログなのだろうか?。スタッフにとっては、有り難いけれど。


あと、すごく気になるのがターゲット。ディノスには、こんなお洋服を買ってくれるお客さんが一杯いるんだ?、だからこんなカタログを作ったんだ?、って思っちゃう。
ポツポツかわいいお洋服、有るけれど、大量に買ってもらえないだろうね。値段高いし。「カーラもルールも」カタログの出来が悪かったから成績上がらなかったんじゃなくて、ターゲットとする高いお洋服を買ってくれるお客さんがいなかった、または、ターゲット設定に間違った理論があったんじゃないかな。





※カタログ通販は、沢山のいろんなタイプのお客さんを持っていることが大事。マーケティングの世界では、顧客の選別でカタログ部数を減らせば効率が上がる、って言うけど、成功した試しがない。

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